(有)加藤建築設計工房-Gallery-住宅-甲斐駒絶景の家

■甲斐駒絶景の家

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凡例2.gif
※凡例は、クリックでご覧になれます。

1.gif住宅
2.gif2005年5月
3.gif山梨県韮崎市
4.gif1791
5.gif木造W
6.gif地上1階/小屋裏収納付き
7.gif28
8.gif26
9.gif夫婦

Story

施主は随分あちこち土地を捜し歩いたのだが、なかなか気に入った場所には巡り合えずに時間だけが過ぎていた。諦めムードが漂うなか困り果てた不動産屋が「こんなところは駄目でしょうね?」と言いながら連れて行ったのが七里岩と呼ばれる絶壁の頂上の土地で、国道20号からはかなり見上げた位置にある。

西側正面には甲斐駒ケ岳がど~んと大きく聳え立っていて、この景色を施主婦人は瞬時に気に入って購入することを決意したそうだ。

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すぐさま私が呼ばれて初見し、デメリットとなる余条件もあるがそれをしてなおもお釣りがくるくらいの優れた景色だったので購入OKの指示を即日出した。

計画に先立ち草刈をみんなでやった記憶があり、それが一番大変だった。なぜならその日は日本中が真夏日となった日で、この辺りでも気温が40度近くまで上がった日だったからだ。

甲斐駒2.jpg甲斐駒3.jpg

このような急傾斜地に建てる時は等高線と平行に、つまり斜面に沿うように配置するのがまず基本で、建物が安定して見える。

配置計画に先立って遠くの道路からはどのように見えているのか気になったので、一人が発炎筒を持って計画地に残り、私は望遠鏡をもって国道に降りて遠くから観察した。そのときの成果を持って配置計画が決まり、「くの字」に曲がった平面にすることを決定した。

プランの真ん中をエントランスが突き抜けてバルコニーに達し、客間と居住室をその左右に

振り分けてプランした。この辺りで客間を設ける場合今回のように離れ風に仕立てると来客も気軽に行動でき、またお互いに気疲れがない。

完成した建物の端っこに立って南を眺めると、くの字に曲がった先に自分の家の風呂が見えていて、さながらカーブの途中で列車の最後尾が見えているようだ。その風呂からの景色も優れもので、夜景を見ながらの入浴となる日もある。

韮崎市という立地にしては風通しがよいせいか、後付けしたクーラーは不要になってしまった。夏も冬も快適に過ごしているとの評価を得た。

House-1.jpg
※画像は、クリックで大きく見られます。